騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

「なんか欲しいぬいぐるみあるか？」
「え～と・・・」
正直私はこういうことに慣れていなかった・・・。
「どれでもいいよ！」
そう言われ、私は一番最初に目が行ったものを言った。
「じゃあ、あれ？」
（また疑問系だ・・・。）
私は大きなクマのぬいぐるみを指差し言った。
「これ？」
「うん。大丈夫？？」
そう。私が心配した理由は、ぬいぐるみが大きすぎるから・・・。
だけどその心配は要らなかった。
「大丈夫！！俺UFOキャッチャー得意なんだって！！」
そう言い直也はやり始めた。


――――――。


ぬいぐるみを採るために直也は２０００円を機械の中に入れている。
私はそんな直也を見るのが嫌になって言ってしまった。
「ねぇ！もういいよ！！！」
「うるせぇ！！少し黙ってろ！・・・もう少しなんだよ。」
確かに。私が見てももう少しのところにクマがいる。
その時・・・