騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「紅桜の22代目総長、山本 咲。討ち取ったぁ!!!」
(えっ!ウソでしょ?だって咲さん強いもん。)
でもさっき、確かに秋月の総長の声が聞こえた。

「咲!!!」
咲さんと同じ高校3年生の凛さんが、咲さんのそばまで走っていった。
「咲、大丈夫??」
「あぁ・・・。」
(あっ・・・。咲さんの声が少し小さい。)
「なぁ凛、次の総長なんだけど・・・。」
咲さんが、凛さんに話しかけていた。

「っ!!・・・わかった。でも、本当にいいの?」
「あぁ。あいつなら、この紅桜をまとめられる。」
「・・・じゃあ言うよ。」
「頼む・・・」
すると、凛さんが大声で言った。
「紅桜22代目総長の伝言だ!!」
(なんだろ。)
「佐々木 由良。お前が次の総長だ!」
(はぁ?何で私?)
「えっ!私ですか?・・・なんで!?」
「お前しか副総長がいないんだ!」
(あぁ、そうか・・・)
「ってえぇ!!!それとこれとは別じゃな・・・「早く紅桜を継ぐと言え!!!」
痺れを切らした咲さんが大声で言ってきた。


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