騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「笑うなよ!!」
「笑ってないよ~!」
そう言い合いをしていたらいつの間にか2人が笑っていて和解していた。

「じゃあ、このクマは私がもらっておきましょう!!」
「おぉ!!」
「・・・ありがと」
私は直也に抱きついてお礼を言った。
すると直也の顔がまた赤くなっていた。
「ねぇ直也?また顔が赤いよ??」
「うるせぇ!!!」
「でも顔が赤い・・・」
「みるな!!!」
(何で私が切れられなきゃいけないの!?)
「ねぇ、直也??」
「ん?何?」
(ちゃんと返事してくれるんだ。)
私はてっきり切れているから返事をしてくれないと思っていた。
「何で切れてんの??」
「あーそれは、切れてんじゃなくて・・・」
(何??)
「ハァ。別に何でもよくね?」
(もう何なの!?)
「なぁ由良?楽しかったか?」
「うん?」
何でそんなことを聞くのか不思議になった。
「じゃ、帰るぞ!!」
「え!!まだ来てから2時間しかたってないよ??」
「いいから!!」
「・・・?、わかった。」
そうして私達はゲーセンを出て行った。
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