騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
私は何で教えないといけないのかと思い直也に聞いた。
「何で教えないといけないの??」
(あれ?少しきつく言い過ぎたかな??)
「あー、母さんが洗っている特攻服を渡すときに必要かと思って・・・」
(全然効いて無かった・・・。)
「あー、なるほどね!!」
「おう!!」
「いいよ!じゃ、赤外線ね!!」
「おうわかった。じゃあ俺受信するわ!!」
(直也が受信なら・・・)
「じゃあ私がそうしんね!!」
そう言い、私は自分のプロフィールを画面に出した。
「いい?送るよ?」
「OK!」
直也の返事を聞いて私は送信ボタンを押した。


――――――。


「来たきた!!!!!」
直也が大げさに喜んでいた。
だから私は笑ってこう言った。
「送ったんだから来るのは当たり前だよ~(笑)」
「そうだな!!じゃ、後で送っとくわ~!」
「わかった!」
「じゃあな!!」
直也が別れの言葉を言い、来た道を戻っていった。
だけど、私は大事なことを忘れているような気がする・・・


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