騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「はーい!!ちょっと待って下さい!!」
家の中から美輝のお母さんの声が聞こえた。
(美輝のお母さん、今日も元気だな~!)
そう。美輝のお母さんは基本元気なのだ!!

『ガチャ』

そう思っていると美輝の家の玄関の扉が開いた。
「あら由良ちゃん!!今日は一段とかわいいわね!!」
「そんな///かわいいわけ無いじゃないですか!!からかわないで下さい!!」
「そう?・・・じゃあ由良ちゃん、そのぬいぐるみかわいいわね!!」
美輝のお母さんは、直也が取ってくれたぬいぐるみを見て言った。
「そうですよね!!このクマのぬいぐるみかわいいですよね!!!」
私がそう言うと美輝のお母さんがぼそぼそと・・・
「由良ちゃんの方が、クマのぬいぐるみよりかわいいのに・・・」
と何か言っていた・・・かも??
(ん?何か言ったのかな??)
「何か言いましたか??」
私は気になって聞いてみたら美輝のお母さんがあせったように
「何も言ってないわよ!!!さ、由良ちゃん美輝の部屋に行ってちょうだい!!!」
そう言い私を無理やり美輝の部屋に連れて行かれた。
(何で美輝のお母さんはあせっているんだろう??)
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