騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
そう思っている間に美輝の部屋の前に着いた。


コンコン――――――


私が美輝の部屋のドアをたたいた音が鳴り響いた。
だが、返事が返ってこない・・・
「美輝~?いるの~?」
「・・・」
私が話しかけても返事が返ってこない・・・。
「あけるよ!?」
「・・・。」
こう言っても返事が返ってこない。
(もういいや、開けちゃえ!!!)
そう思い、私は美輝の部屋のドアを開けた。


――――――。


「美輝??いるよね?」
私がそう言うと、美輝が動いた。
「由良の馬鹿~!!」
(何で私が馬鹿なの??)
「昨日1人だけ先に帰りやがって!!」
(あぁ、そういうことか・・・)
「私が優に怒られてばっかりでいややったんじゃからな!!!」
(そうかいそうかい。・・・もう十分言わせたからいいかな??)
「おい美輝・・・。」
「・・・何?」
< 61 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop