騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~

「さっき呼ばれたときはビックリしたけど・・・由良、かわいかったなぁ・・・。」
何故か俺は由良のことをかわいいと思い出した。
その理由は俺にもいまだ分からない・・・。
「ぬいぐるみ気に入ってくれてたな。」
こう、喜んでくれると俺もやりがいがある。

でも、俺は由良にお礼を言われると下を向いてしまったんだよな・・・。
だって、由良がかわいすぎたから・・・。
「超お気に入りだって!!すげぇかわいいだろ!?・・・しかも自覚無いところがメッチャいい!!!」
そう。由良は自覚なしの美少女なんだよ!!!
「俺がいないところでは自覚、あって欲しいな・・・。」
そんなことを言いながら1人で歩いていた。

(・・・あれ?俺独り言言ってたんだな・・・!!!・・・やべぇ!!!キモイ奴じゃん!!!)
そんなことを思い、俺は歩く方向を変えた。

「神龍の倉庫行くか!!!」
そう言い、神龍のことを考え始めると、不意に神龍に所属している由良と苗字が同じ『佐々木 拓馬』が頭に浮かんだ。
(何で拓馬の名前がでてくるんだ???)
その理由は神龍につくとすぐに分かった。


――――――。


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