騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

（神龍の倉庫についたぞ！！！）
そう、俺は目的地に着いた。
そして『佐々木 拓馬』を探し始めた。

（お！！居た居た！！）
「お～い、拓馬！！」
すると拓馬は俺が呼んだことに気づいてこっちにきた。
「何ですか直也さん？？」
そう言う拓馬を俺は初めてまじかに見た。
（あれ？？なんとなく由良に似ている・・・。）
「どうしたんですか・・・？？」
俺がなかなか話さないのに、拓馬が不思議そうに聞いてきた。
「あぁ、拓馬に姉ちゃんいんのか？？」
俺は拓馬にストレート直球で聞いてみた。
「あれ？直也さん俺の姉ちゃん知ってんですか？？」
拓馬のそんな答えに俺は少し確信を持った。
（やっぱり拓馬の姉ちゃんって由良のことじゃ・・・。）
俺は思い切って聞いてみた。
「なぁ、拓馬の姉ちゃんって、紅桜の由良じゃねぇのか？？」
「そうですよ！！・・・なんで知ってんですか？？」
（やっぱ知ってたらおかしいか・・・）
「あー。昨日の夜に会ったんだよ。」
「そうだったんですか！？・・・昨日帰らなかったのはそのせいか。」
（心配してたんだな。）
「そうなんだよ！！なんか紫鋼公園で倒れていたから俺の家に連れて帰ったんだ。」