騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
友達と・・・
<由良>
私は今美輝と一緒にファミレスに向かっています。
もちろん直也が取ってくれた大きなクマのぬいぐるみもね!!
・・・でも、まだ行く場所が決まっていない。
(どこにしようかな??)
私はそう思い美輝に聞いてみた。
「ねぇ美輝?」
「何じゃ??」
「ファミレスどこにする??」
「そうじゃな・・・近場がいいよな。」
(近場か・・・。)
私は美輝が言った言葉のキーワードでいろんなファミレスを思い浮かべた。
(・・・あ!!そうだ、あそこなら近いよね!)
「ねぇ、『グスト』なら近いんじゃない!?」
そう。グストはここから歩いて3分のところにある。
「おぉそこか!!あそこなら1分で行けるの!!」
(え!!1分!?・・・もしかして走るの??)
私の予想はよく当たる。
だから今回も・・・
「よし由良!!走るぞ~!!」
(当たっちゃった・・・。)
「ちょっ!美輝待ってよ~!!」
「あれ~?由良ちゃんはこんなの余裕じゃなかったかいの~??」
少しおちょくった美輝のしゃべり方にむかついた。
(ハァ・・・久しぶりに私の本気を見せますか。)