騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

私はそう思い一気にスピードを上げた。
「うぁ！ちょっ！！由良早い！！！」
そう私は100メートル走で13秒だから！！
すごいでしょ！！
「あれ～？さっきまで私の前を走っていた美輝チャンが私より遅くなってるよ～！」
そう、私は美輝の手をとり抜かして行った。
すると美輝は私が思っていたことを言った。
「それはしょうがないじゃろ！！」
「アハハ！美輝ががんばってる～！！」
「うっさいわ！！」
そんなことを大声で話しながら私達は走った。


――――――。


30秒後には目的地のグストについていた。

「「ハァ・・・ハァ・・・」」
私達2人は肩で呼吸していた。
（久しぶりに本気で走ったから疲れた～！！）
そんなことを思っていると美輝が隣から声をかけてきた。
「おい由良・・・。何であんなにスピードを上げたんじゃ！！！」
（あー、ヤッパリそのこと聞いた・・・。）
「それはね、決まってるじゃない！！」
「あぁ！？」
（こわっ！！・・・まぁ慣れてるけどね～（笑））
「美輝が悪いに決まってる！！」
「何でや！？」