騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「だって、美輝が私のことバカにしたのが駄目だったんだよ!!」
「あー。そっかぁ!!」
(えー!!信じるの!?)
私はそう思ったがあえて美輝に言わなかった。
しかし変わりにこう思った。
(美輝がバカでよかった・・・。)
私がそう思っていると、美輝が
「どうしたんじゃ??何かおもっとるんか??」
と聞いてきた。
「な、何でもないよ!!」
「そうか??」
「そうだよ!!」
「・・・でも」
(もう、うるさいな!!)
「美輝!!グストの中に入ろうよ!!」
そう私達はグストの外にいた。
「そ、そうじゃな・・・」
そう言って私と美輝はグストの中に入っていった。

「いらっしゃいませ!」
私達2人が店内に入るとグストの店員の声が響いた。
「2名さまでしょうか??」
(え!?見て分からない??)
「あー、まぁそうですけど・・・。」
「じゃあ2名さまですね!」
(そうですけど!!)
「それでは、喫煙席と禁煙席どちらがよろしいでしょうか??」
(え!!私達2人、未成年なんですけど・・・)
私がそう思っていると美輝が横から口を挟んできた。
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