騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「見て分からんのか!?私ら未成年じゃから禁煙席に決まっとろうが!!」
「す、すみません!!」
(ありゃりゃ。美輝が怖いから店員さんがビビッてる。)
「美輝、やめろ・・・。」
「・・・ごめん」
その様子を見た店員さんが話を続け始めた。
「・・・では、お席をご案内いたします。」
そう言い私達2人を案内し始めた。

「こちらになります。」
「ありがとうございます。」
私は店員さんにこうお礼を言い笑顔を見せた。
すると店員さんは顔を赤くし、早口で
「で、では、メニューが決まりましたらお呼びして下さい!!」
と言い奥の厨房へ逃げ込もうとした。
だが、私達にはいつも選んでいる食べ物がある。
「すみません!!」
すると店員さんはビクッとしながらこっちを見た。
「・・・何でしょうか??」
(何か申し訳ないな・・・)
「もう決まってるんですけど・・・。」
「そうですか!ではお伺いします。」

「私はミート・スパゲッティで!!」
「私はチーズハンバーグで!!」
私はミート・スパゲッティ!
美輝はチーズハンバーグ!
そんな注文に店員さんは繰り返し聞いてきた。
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