騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

すると美輝は体をびくつかせ私にこう言った。
「も、もちろん行くにきまっとるじゃろ！！」
（ハァ・・・また学校休もうとしてたんだ。）
「駄目だよ、学校休んじゃ。」
私がそう言うと美輝の顔が赤くなった。
（何で美輝の顔も赤くなるの！？）
「由良、今のは反則じゃろ・・・。」
（何が！！！）
私は何でそうなったのか聞きたかった。
だけど、それを阻止した人物がいた。
それは・・・
「お待たせしました。チーズハンバーグの方。」
その声に反応した美輝がすぐに返事をした。
「は、はい私じゃ！！」
（何か、逃げた・・・？？）
私はそう思いながら微笑した。
「ミート・スパゲッティの方。」
「はい、私です！！」
そうして私達はそれぞれの食べ物を食べ始めた。



＜直也＞

「・・・で、ここはこうだからこう。」
俺は今弘毅の説明を受けている。
でも・・・
（またこれがわかんねぇんだわ・・・）
「おい直也、お前分かってんのか？？」
「はい、分かりません・・・。」
「ハァ・・・しょうがないもう1度だけ説明してやる。ちゃんと聞いとけよ？」