騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
(嘘・・・でしょ・・・?)

「早く、早く咲さんを病院に!!」
私は、無意識に凛さんに叫んでいた。

「あははははは!!!」
(誰?)
「紅桜、22代目総長も終わりだね!」
声がするほうを見てみると笑っている秋月の総長がいた。

(黙れ・・・)
「なんか咲も弱くなったなぁ。」
(黙れ、黙れ)
「あっ!あたしが強くなったんかぁ。」
(黙れ、黙れ、黙れ)
「そりゃ、しかたないよねぇ!」
(黙れ!黙れ!黙れ!)
「もう紅桜終わったんじゃない?」


プチン――――――。


(あーあ。ついに切れちゃった。私の神経・・・。)

「おい!」
「あぁん?」
「紅桜が終わったって言ったか?」
「あぁ。言ったさ!」
「お前、私がいること忘れてねぇ?」
「・・・。」

(こいつ、マジで忘れてたん!?)

「秋月の総長さんは、紅桜の副総長の名前も覚えてないのか!!!」
「はぁ!?」
「だから、私がお前を倒す!!」


シン――――――。
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