騎龍 ～あなたを守る一匹の竜になる～

「何？お母さん・・・」
私は自分の部屋からお母さんの居るリビングにやってきた。
「由良、あんたまた紅桜の人たちに迷惑かけたの！？」
何で私のお母さんが紅桜のことを知っているかというと・・・
私のお母さんは元紅桜総長18代目千葉 凜子だったからなんだ～！！
すごいんだよ！！
私のお母さんの時代が1番強かったんだって！！
で今は、佐々木 加賀斗と言う私のお父さんと結婚して佐々木 凜子になったわけ！！
（って、あれ？？）
「何で私が紅桜に迷惑かけたということにつながるんだよ！！」
そんな返事の仕方にお母さんは切れた。
「由良～？何回言葉づかいを教えればいいのかしら～？？」
（ヤバい！！言葉づかいにはうるさいんだよね・・・）
「ではお母さん、何で私が紅桜に迷惑をかけたとお分かりになられるのですか？」
（こんな話し方なんてキモいわ！！）
だけどお母さんはそんな話し方を気に入ったのか怒りを沈めた。
「だって由良が昨日じゃなく今日帰ってきたからよ～！」
（なんだ、そんな事か・・・）
「迷惑かけてないよ！！だって・・・」
（あれ？そういえば直也にもらったぬいぐるみまだ飾ってない！？）
「由良？迷惑かけてないならどうして今日帰ってきたの？？」