騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
「「・・・。」」
「私が紅桜総長23代目になっちゃった!!」
「「・・・。」」
するとお母さんと拓馬は固まっていた。
「え?反応なし??」
私がそんなことを言うと、お母さんが気づいて返事を返した。
「まぁ由良が総長になることぐらい当たり前だし!・・・でも私が総長になった歳より少し遅いんじゃないの??」
(なんですと!!)
そう思うと次に拓馬が野次を飛ばしてきた。
「姉ちゃんが総長?紅桜は終りを迎えたいのか!?」
(拓馬、うざい・・・)
「もう!お母さんも拓馬もひどいよ!!」
そう言い私は自分の部屋に帰って行った。


――――――。


しばらくして・・・


コンコン――――――

誰かが私の部屋のドアをたたいた。



「姉ちゃん?」
(拓馬か・・・)
「何??」
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