騎龍 ~あなたを守る一匹の竜になる~
(俺には無理だな・・・。)
そんなことを考えているとリビングから母さんの声が聞こえてきた。
「直也~!!お風呂入らないの!?」
「入るって!!!」
(母さんうぜぇ・・・風呂は入るにきまってるだろうが!!!)
そう思いながら俺は風呂場に向かっていった。


――――――。


「やっぱ今日は一段と疲れたな・・・。」
(何で疲れたんだったっけ??)
俺はそう思い少し記憶をたどってみた。

凌の付き添いで?
違う、それはいつものことだ。
じゃあ弘毅の説明?
違う、もしそれが本当だったら俺学校言ってねぇわ(笑)
じゃあ、神龍の連中とつるんだこと?
絶対違う!
なんだっけ?もっと大事なことを忘れているような・・・

(・・・あ!!)
「思い出した!!由良だ・・・。」
そうだった。俺は由良と今日1日と言っていいほど遊んだんだった。
で、今由良のことを思い出したから、こんなことも思い出していた。
「由良にメール送ってない?」
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