俺様さんに言葉攻めされたい方、おいでー
「あ?」
「う、嘘だー。いくら擬人化信じるたって、私のニィはこんなムカつく奴じゃ」
飛び付かれた。
馬乗りになる奴はかなり怒っている模様。
「誰が、お前のだって?」
「え」
「勘違いすんなよ。お前が俺のなんだよ」
「養われているくせにー」
「お前は俺んだ。養うのは当たり前だろう。なに、頭わるいの?それとも躾てやろうか」
ペットに躾られるなんて屈辱的すぎるだろう。いやいやをしたところで、こいつは離れないが。
「噛みつかれたくなかったら大人しくしてろ」
「発情期……?」
「分かってんなら大人しくしてろよ」
にやりと笑う口元にドキリとしたのは内緒だけど、同時に寒気だつ。
「せいぜい楽しませろよ。お前は俺に飼われているんだからな」