純愛☆
常識の通じない相手


当然

結婚式が両家初めて顔を合わせる最初で最後の日となった。

挨拶にすら来ない相手

緊張の空気が流れた。


花嫁の私は

とにかくもめ事なく無事に終わるようにと気がきでなかった…

自分の結婚式なのに心から笑えず、だけど周りに気付かれないように
幸せそうに笑ってみせた。

おめでとうの言葉さえ一度も言われず

彼の祖母達は

キャンドルサービスでテーブルに近づいた時に

ここぞとばかりに

嫌味を言ってきた

こんな時に!

ムカついたが流石に嫌な顔は見せずに笑顔でかわした…
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