純愛☆
後ろから身体を抱きしめるように押さえつけた。

それでも暴れる涼

「ゴメンってば…本気で別れようなんて思ってない…」



ようやく静かになった…


と同時にボロボロ涙を流しはじめた…



お互いにに大好きで
こんなにも大事に思っているのに…


「一緒に部屋片付けよっか?」

小さな声で話しかけるが
その場に座りこんで動かない。

仕方なく

一人でめちゃくちゃになった部屋を片付けた…



ケンカするほど仲がいいと言うのが本当ならば


私たちは誰よりも仲がいい夫婦という事になるのだろうか…


涼の、腫れてぼこぼこになった額を冷やしながらそう思った…


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