純愛☆
トオルが帰る日
そわそわして落ち着かない。


時計ばかりを気にする。




(見送りに行こうかな…でもウザイと思われるかなぁ…)


時間は刻々と過ぎて行く…



(駅まで見送りに行こう!)

そう決心したのは
出発の一時間前だった。

服を着替えて、化粧をして、あとは出掛けるだけ…


トオルの家から駅までは30分はかかる。


バスの出発時間が10時30分ならもう家を出ているはずだ…


”もうバスにのった?”

私は駅に向かっているか確認する為にメールをした。


”まだ乗っていない“

あれ?駅まで誰かに送ってもらうのかな?

そろそろ家出ないと間に合わないんじゃ…


疑問だけが残る。


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