純愛☆
他人
―――ある日―――
実家から秋祭りの知らせが届いた。
秋祭りといえば一年に一度だけレンに逢える日だった。
仕事や用事で
ずいぶんそのチャンスを見送ってきた。
そして今年でそれも最後…レンにとっての引退の年。
昔の様に
その日を心待ちにする私はどこにもいない…
レンの事…
全くどうでもいい訳でもないけれど――
…
今の私に必要なのは
もぅ…
レンではなく
トオルなのだ…
実家から秋祭りの知らせが届いた。
秋祭りといえば一年に一度だけレンに逢える日だった。
仕事や用事で
ずいぶんそのチャンスを見送ってきた。
そして今年でそれも最後…レンにとっての引退の年。
昔の様に
その日を心待ちにする私はどこにもいない…
レンの事…
全くどうでもいい訳でもないけれど――
…
今の私に必要なのは
もぅ…
レンではなく
トオルなのだ…