タンポポ
そう思いながらも、次第にみんなとなじめて来た気がした。
心の中でリュウに感謝する。


「キーンコーンカーンコーン…」
朝礼のチャイムが鳴ると、急いで席に着く。

隣を見ると、一つだけ席が空いている。


ガラガラッ

先生が入ってきた。
新しい先生にワクワクしていた。


…が、正直ガッカリした。

前と一緒の先生だ。

『みんなはもうMeを知っていると思うが、このクラスの担任の小林だ。』


この先生は、生徒から“コバセン”と呼ばれている。

担当教科は英語で、日常会話でやたら英語を混ぜてくるのがウザい。

ルー大柴か!


『ここで、大事なNewsがある。』

出たよ、ルー語

『今日、このクラスに転校生がやって来ました。』


クラスのみんながざわつく。

『Shut up!静かに!…じゃぁ、入ってきてください。』

ドアが静かに開く。

また不思議な感じがした。

今まで感じたことのない違和感がある。

転校生が教卓の前にたった。

見たことある顔…

!!

俺は後ろを振り返りリュウと目を合わせる。
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