俺様さんが愛する人~甘い約束~
誰かに話しかけられた。

「ねぇ、あなたもしかして零華チャン??」

声のした方を振り向くと、

肩より少し長い黒い髪。
チワワのようなクリクリした目。
そして真っ白い肌に見とれていると・・・

「ねぇ、聞いてる?」

あ・・・ヤバイ女の子に見とれていた・・・。

「あ,ごめんなさい。ってなんであたしの名前
 を知ってるんですか?」

「もぉ凄く有名だよ!!優秀な編入生はすごく
 可愛い子だって」

あたしそんなに有名になってるんだぁ・・・

「でもあたし可愛くないし、そんな事一回も
 言われたことないよぉ」

「零華ちゃんて天然なんだね・・・」

「えっ?」

「そういえばあたしの名前は滝鈴 秋。
 あきでいいよ。」

秋ちゃんかぁ名前もかわいい
そんな事を思っていると、赤く頬を染めた
秋ちゃんが

「そういえばさぁ、零華って彼氏いる?」

彼氏かぁ・・・彼氏っていったら
嫌な思い出しかないんだよねぇ・・・(詳しい事は後々・・・)

「ううんいないよぉ。もしかして秋ちゃんいるの?」
すると恥ずかしそうに

「うん。隣のクラスの原 涼斗ていうんだぁ」

恥ずかしそうに言う秋ちゃんの顔からして
涼斗さんの事が本当に好きなんだなぁ

「じゃぁ今度紹介してね」

そう言った時、放送が流れた




< 2 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop