俺様さんが愛する人~甘い約束~
零華side
怖い夢を見た
秀に学校の図書室で本人にヤられそうに
なる夢
起きた時は必死に将樹が抱きしめてくれていた
「お茶持ってくるな」
離れたくない
「一緒に行く」
ずっと一緒にいたい
「冷蔵庫だよ、すぐそこの」
分かってる
「うん、行く
だけど電気はつけないで?」
「あぁ」
そう言って手をつないでくれた
「はい」
冷たいミルクティーを渡してくれた
「ありがとう」
戻る時も手を繋ぐ
たった少しの道は長く感じた
電気をつけないまま将樹はベッドに
寄りかかった
薄暗いから少しは見える
「おいしい」
少し飲んだ後
あたしは泣いている事に気づいた
「将樹ぃ」
あたしは、静かに肩に寄り添った
少しでも将樹を感じたい
今はそんな気分
「零華、好き。愛してる」