俺様さんが愛する人~甘い約束~
将樹side
まじありえねぇ・・・
大きい瞳ぷっくりしている唇に体のラインがくっきりと出ている
体とは逆にキレイというよりも可愛いの方があっている
ような感じがする
「あの・・・あたし帰ってもいいですか?」
は??イキナリ何言ってんだこいつ
しかも帰るってたぶん家に帰る気だろう・・・
「あのさ、家に帰るつもりでいる?」
もちろん王子様スマイルで言った
「はい・・・あの、その・・・王子様キャラって嘘ですよね?」
なんで分かるんだ?
もしかして秋のやろうがなんかいったのか?
「なんで分かった?秋にでも教えてもらったのか?」
裏の俺で言ってみた
「いえ・・・ 」
は?こいつ秋に教えてもらったんじゃないのか?
じゃぁなんで?
「じゃぁさ、何で分かった?」
そういうと零華はうつむいて何も言わない
どうしたんだ?
顔を上にあげようとして触ろうと思ったら
「やめて!!!」
イキナリ大きな声を出して拒んできた
おいおい、いくらなんでも・・・
「あっすいません」
そむけていた顔を戻して零華の顔を見た
「何で?何で泣いてるんだ?」
「いえ!!何でもありません。さようなら」
かばんを持って帰ろうとした零華のことを
俺は抱きしめていた
さっきからおかしいぞ俺。
「俺と付き合え」
何言ってるんだ俺。
「なんで?」
小さな声で聞いてきた
そういえば何で俺は付き合うなんか言ったんだ?
でもこのままバイバイってわけにもいかねぇ
こいつが気になってる
ん?気になってる
そうか・・・
俺はこいつが好きなんだ