俺様さんが愛する人~甘い約束~
過去と今
あたしの部屋に将樹さんとあたし・・・
あきらかにおかしいでしょ?
だって将樹さんは何かをしてるわけでもなく
黙り込んで何かを考えている様子
するといきなり顔をあげて話してきた
「なぁ、俺に話してないことがあんだろ?
男に関する事で・・・
昔なんかあったんだろ?
話してみろよ」
ムリ、だってあのことは秀とあたししかしらないし
あんなこと思い出して話したら
あたしきっと泣く
「いやです」
するといきなり抱きしめられた
「何ですか!!また」
あたしはあの事から男の人は無理
さっき抱きつかれた時だって
怖かった
「俺がこうして聞いてやる
零華が泣きたかったら泣けばいい
俺はなんも言わないし引かない。
だから安心しろ」
泣くって事この人は分かってる
あたしはそんな将樹さんを信用して話し始めた
「あたし初めて付き合ったのが中3の時でした
秀って人で将樹さんみたいに頭もスポーツも
容姿も性格も完璧で
そんな秀の事が少し好きでした
そのうちあたし達は仲良くなって
付き合い始めたんです
だけど秀は付き合って1ヶ月ちょっとの時に
暴力を振るわれたんです
理由はいつも一緒に食べていたお昼ご飯を持ってこなかったからでした
その日から秀は別の女の子と平気で付き合って
もちろん別れていませんよ?あたし達
最終的に最後は、最後は秀の友達に回されました」
あたしは笑顔で普通に終わりたかった。
だけど思い出したら涙が止まらなくて泣いていた