恋の一方通行
過去《悠稀SIDE》
嘘でしょ……?
そこに立っていたのは
私が1番大好きで
今、1番会いたくない人だった
隼人
息切らしてるのは
一生懸命探してくれたからって
ちょっとぐらいは
自惚れても良いよね?
「ちょっと来て。」
『えっ……』
なんか怒ってる…?
そのまま私は引きずられていく
『またね〜拓!!!』
「おぅ!!!またなっ☆」
その時また隼人の眉が
ピクツとした……気がする