恋の一方通行
バッタンッッ
そのまま紗李亜は
教室を出ていったーーーーー
『ウソ…』
私は膝に力が入らずそのままヘタリ込む
「悠稀!!!」
「ユー姫チャン!!」
「大丈夫?」
皆が駆け寄ってくれる
でも、私はそれどころじゃなかった
どうして…?
私達は親友じゃなかったの…?
紗李亜は私の事…
ジャマな奴だって思ってたなんて…
『ごめん。今日は早退させて。
雷樹、先生に上手く言っといて。』
「分かった……。送ろうか?」
『大丈夫だから…。またね。』