恋の一方通行


私は気付くと



隼人の胸の中に居た



『…っ隼人?』

「ゴメン…守ってやれなくて」

『どーして隼人が謝るの?』

隼人は助けてくれたのに…


・・・
正義感で……


「屋上…行くの戸惑ってたから」

戸惑う?どうして?



でも


隼人の顔が余りにも辛そうで

発しかけた言葉は

私の喉に詰まっていった……



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