『кαταοмоι』【短編】
はやる気持ちを抑えながら待ち合わせの場所に着くと、懐かしい顔が私を見つけヘッドライトをカチカチさせた。



一瞬ニヤつく顔を引き締め車に近づくと、助手席のドアを開けた。



ゆっくりシートに腰をかけると、彼が先に口を開いた。




『…元気?』



『…ぅん。まぁ…。』




どうしてだろうね…。
こんなにも会いたかった人の顔をまともに見れなくて、どこかで、何かを期待してしまう私の胸は弾けそうな程音を立てていた。
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