『кαταοмоι』【短編】
あの頃は、それでもいいって思ってた。

会いたくて、会えなくて、もう会えないと思ってた人の傍にいれるなら、この気持ちを隠してでも、もう離れたくなかったよ…。



彼もまた、辛い恋をしていたから…。



話し相手が私でいいなら、全部私が聞いてあげる。



好きだけど、

誰かに話して楽になるなら、私が彼を救いたいと思っていた。




彼が想いを寄せるのは、友達の彼女…。




私と別れてしばらく、ずっと相談にのってくれたんだと聞いた。
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