『кαταοмоι』【短編】
卒業
そんな日々を2年も送った。



…そして、

彼の恋は実る事なく、友達と彼女は結婚し、結婚式に出席した彼は、二次会を途中で抜け出して私に電話をくれた。





『…なぁ、ハル…?』


『…ん?』


『自分が幸せになりたいって思うのが恋なら、相手を幸せにしたいって思うのが…愛なのか?』


『…えっ?』


『…だったら俺、
お前には幸せになって欲しいよ…。』





私は突然の事で、彼の言っている意味がよく分からなかった。
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