ギャップ彼氏 短編Ⅱ
「鈴、どした?」
上から降ってきた聞き覚えのある声――
私が上を見上げるとそこには
幼なじみの達也が不思議そうに立っていた
「どした、何があった?」
「うえっ・・・・たつ・・・やぁ・・・・・・・・・」
「話聞くから、とにかく公園でも行こう」
「うん・・・・・・・・・」
私は差し出された手に捕まって立ち上がり
達也と一緒に公園まで歩いていった
達也ってやっぱり優しいな
昔から私を守ってくれたし
私の話も聞いてくれるし
私、達也とだったら幸せになれるかな