魔女サマとペガサス
魔女サマと採取
次の日。
朝目を覚ましたアタシは、騒がしい夢だったわ、と伸びをしながら清々しい朝を迎えた。
が、やっぱりすぐに現実に戻される。
「おはようございます~♪」
「……」
居間の真ん中に佇むペガサス。
ああ、朝日が射し込んで羽がキラキラと輝いているわ…。
「…早いのね」
「お世話になっている身ですから!」
「なんかしてくれたの?」
「しようと思いましたがこの姿では無理でした」
あ、でも羽で風を起こしてホコリをのけました!!
誇らしげに言うヤツ。
確かに寝室に、と貸した空き部屋はホコリっぽかったけども。