魔女サマとペガサス
「今日はアンタの解呪の薬を作るわよ」
「ハイ! できることは何でも言ってください!!」
朝ごはんを食べながら告げれば、ペガサスはビシッと前足で敬礼して言った。
よし。ならば。
「…げ」
「え?」
「羽をもげ」
!!!!!!!!
ピシャーン、と雷に打たれたかのようなペガサス(2回目)。
え、とうろたえてから、心なしかせせら笑っているかのようなラプ(ちなみにまたテーブルに食べ散らかしている)を見て、それからアタシを見て、そして次にキッと目付きを鋭くすると言った。
「アナタの頼みなら…喜んでこの身を捧げます…!!!」
…なにこいつキモイ。