あなたは友情と恋どちらを選びますか?
3章・・雪
これまた一ヶ月後の2月。
薫と弥生、雛がどうなったかわかんなくなってた頃、僕に雛から直接連絡がきました。
今夜は雪が降るかもしれないという天気予報の、またそんな予報をくつがえす様な
真っ青に晴れた先行きの明るい日だと思っていたのですが・・・。
「竜一、あんた、今夜ひま?」
こないだ弁当を食べた時、
なんとなく交換したアドレスへのメールでした。
アンタっての、やめろよな~いい加減、と、僕は雛の口の悪さに嫌気がさしていた今日この頃でした。
まあ、仕方ないので返信してみました。
「ヒマだけどヒマじゃない。何か用事?」
僕の胸の内は、といえば、弥生のことでいっぱいなんだけど・・。
でも、弥生を諦めなきゃいけないのは薄々感じていたんです。
だって、やっぱり・・。
それに無理矢理、彼女を作る気にもなれないんです。
相手が…雛だからかもしれません。
雛からまた返信が来ました。
「だからオマエ、ナゾナゾかよ!」
…。
またオマエと言われて、僕はカチンと来たまま、それ以上のやりとりは望まずに無視する事にしました。
寒いと思っていたら、夜になってやはり大雪が降り始めました。
僕は昼間に交わした雛とのメールの事なんてすっかり忘れて、ぼんやり弥生を思っていました。
“弥生…この大雪ではしゃいでんだろーな。”
この夜、ノートにはこんな事を書きました。
薫と弥生、雛がどうなったかわかんなくなってた頃、僕に雛から直接連絡がきました。
今夜は雪が降るかもしれないという天気予報の、またそんな予報をくつがえす様な
真っ青に晴れた先行きの明るい日だと思っていたのですが・・・。
「竜一、あんた、今夜ひま?」
こないだ弁当を食べた時、
なんとなく交換したアドレスへのメールでした。
アンタっての、やめろよな~いい加減、と、僕は雛の口の悪さに嫌気がさしていた今日この頃でした。
まあ、仕方ないので返信してみました。
「ヒマだけどヒマじゃない。何か用事?」
僕の胸の内は、といえば、弥生のことでいっぱいなんだけど・・。
でも、弥生を諦めなきゃいけないのは薄々感じていたんです。
だって、やっぱり・・。
それに無理矢理、彼女を作る気にもなれないんです。
相手が…雛だからかもしれません。
雛からまた返信が来ました。
「だからオマエ、ナゾナゾかよ!」
…。
またオマエと言われて、僕はカチンと来たまま、それ以上のやりとりは望まずに無視する事にしました。
寒いと思っていたら、夜になってやはり大雪が降り始めました。
僕は昼間に交わした雛とのメールの事なんてすっかり忘れて、ぼんやり弥生を思っていました。
“弥生…この大雪ではしゃいでんだろーな。”
この夜、ノートにはこんな事を書きました。