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「35度?..とか」



「生ぬるい回答だなあ」





首を傾げるあたしに対して
りゅうは化学博士みたく
人を小馬鹿にした笑みを浮かべる





「降参ー、降参っ」



首筋にツゥーっと
汗が降下していくのを
感じてタオルを首筋に
あてながらあたしは言う





「40度っ!!」


「ぅゎ、もうこの地球も
　おしまいだね」


レンジでチンされたように
太陽に蒸されっぱなしの
地球を哀れに思うよ、
あたしゃあ、





勢いよく40度っ!
と言ったりゅうが
反応が薄くかつ冷たい
あたしの受け答えに
微妙な表情を浮かべつつも




「地球温暖化、進んでんね」


とちゃんと反応をしてきた