魔法の戦士《bellator》
『悪魔!

貴様、我を裏切るのか!!』

一人の男が空中に浮かんでいた。


「幸大!

あいつ…そこら辺の鬼とは格が違うぞ!!」

翡翠が言う。

「マスター…」

テナが言う。

「あんたが鬼のトップか。」

幸大が言う。

『だったら何だ?』

「あんたが何者か。

目星は付いていたが、目の前に現れてくれたからなぁ…


あんたの正体は解ったぜ。」

幸大が言う。

『ほぉ?』

「魔京と呼ばれた平安京。

そして鬼の頂点。

そして、お前の首から下は本来のお前のモノではないな?」


『ああ。

そこまで情報があれば多少の知識さえあれば解るのか。


まぁ、いい。

ここで消えろ。』


ヴゥンッ、

敵の手のひらが光る。


『ハァッ!』


手のひらから光が放たれた。


ドゴォンッ、


攻撃は圭の部屋どころかアパートを破壊した。



「カエラム・アンブロ《空の歩行者》」

幸大たちは全員、空に立っていた。

『しぶといな。

ベラトーラ。

貴様の名は?』


「悪いな。

雑魚に名乗る名前はねぇ!!」



『そうか。



悪魔!

命令だ。


そいつらを皆殺しにしろ!』


「な!?」

テナが驚くと同時に、


「圭、避けて!」


テナが叫ぶ。

テナの鋭く伸びた爪が圭を襲おうとしている。
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