魔法の戦士《bellator》
「あんたが自分から言ってたらこんな風には、」

「じゃあ、何で拒絶してるんだ?
俺が自分から言ってたらってことは、

俺が、魔法を使ったり、鬼と戦ってることは拒絶してないってことだろ?」

「たしかに、あんたがあんな危ない奴と戦うのは嫌だけど、


そもそも拒絶なんかしてない…」

「布団に潜って拒絶してない…って説得力が無さすぎだろ…」

「…。」

「じゃあ何で学校を休んだり、布団に潜ってんだ?」

「岡田には解んないわよ…」

「あのな…」

「あんたはテナとイチャイチャしてれば!?」


委員長が怒鳴る。


「あのな…、テナは悪魔だし、悪魔に性別はない。

だろ?」

「そうよ。

まぁ、女の姿の方が都合が良いってだけよ。

それに、学校に行った時みたいに見た目は簡単に変えれるもの。」

「で、さっさと答えろよ…」

「いや。」


「はぁ…。」

幸大のイライラがかなり溜まる。

「最後に、もう一度だけ言うぞ?


さっさと答えろ。」


「い・や!」

2人とも自分の発言を強調する。


「ふざけんな!!」

幸大がキレた。

ガッ、

幸大は布団を引き剥がそうとする。


「さっさと答えろ!」

布団を引っ張る。


「い〜や〜!!」

委員長も負けじと布団を引っ張る。
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