魔法の戦士《bellator》
マギア《魔法》
「ルクス・クリピウス《光の盾》」


バチィンッ、


「え?」


「時間稼ぎとしては十分な仕事だ。


オマケに奴はかなりのダメージを受けてる。」


『死に損ないが!

本気の私に勝てると思っているのか!』


「手加減してたのはお前だけじゃない。」


『何だと?』


「見せてやるよ。


オブヴィウス《迎え撃つ》


サラマンダー《炎神》

ウンディーネ《水神》

シーフ《風神》

ノーム《土神》」



「あ…武器が…」

圭が言う。


4つの呪具が消える。


「インペロ・ジュンゴ《命じる、我と一つに》


ハーモニア《融合》」


ドゴウッ、


四体の聖霊が幸大に重なり、幸大の衣服の背中に四色で構成された魔方陣が描かれた。


「アンブロシウス・マギア・ベラトーラ《神のごとき魔法の戦士》」


「幸大!

敵は怒り狂ってますの!

さっきとは段違いの強さですの!」


「怒り狂ってるってことは奴には限界が近いってことだ。

その限界まで追い込んだのはお前たちの力だ。


助かった。」


「ダーリン、危ない!」


『死ね!』

妖気の塊が飛んでくる。


「邪魔だ。」


バチィンッ、

片手で弾いた。


『何だと?

先ほどはギリギリ防いだというのに…』


「言ったよな?

手加減はなしだ。


それに、今のはお前の力も弱ってるのが確認できるほどに弱かった。」
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