魔法の戦士《bellator》
「あ、ほら、俺の親は何て言うかわからないし…」

「もちろん、許可は下りてますの。」

「だよな…

俺の親だもんな…」

「でもさ、ほら、その…」

「幸大、どうぞですの。」

先ほどの茶封筒を差し出す。

「何々?

『私の研究に投資してくれている皇子さんの頼みでな。

と言うわけで、同居の件を断るならば、仕送りはなくなると思え

父より』


『男なら女の100人や200人を囲えるくらいになりなさい。

母より』



って…何考えてんだよ、うちの親は!?」

「それから、まだありますの。」

姫が携帯を取りだし、操作する。

「もしもし、可鈴ですの。

はい。

お願いしますの。



幸大に変わりますの。」

姫が携帯を幸大に渡す。

「えっと…

もしもし?」

『やぁ、幸大君、久しぶりだね。』

「可鈴のオジサン…」

『ははは。

そんな呼び方はよしてくれ。

もっと気軽に、

お義父さんと呼んでくれないか?』

「呼びませんから!!

で、同居ってどういうことですか!?」

『同居ではないよ。』

「え?

じゃあ…」

『それは世間一般では同棲と言うのだ。』

「そーゆー意味かよ!?」
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