魔法の戦士《bellator》
その頃…

携帯ショップ



「ここか。

スゴい数の携帯だな…」

「どんなのが良い?」

「どんなのがあるのかさえ解らん。

電話とメールくらいは知ってるが、今時は全ての携帯についていると聞いたぞ。」

「全てのかは知らんがほとんどついてるな。

それから、ワンセグとかもほとんどついてるな。」

「ワンセグ?」

「携帯にテレビがついてるんだよ。

サンプルがあるのか。

ちょうど良い。

このTVってボタン押してみな。」

「こ、壊れないか?」

「普通に押して壊れたら使えないだろ…」


ピッ、


「おお、本当に映った!?

だが、画面が小さくないか?」


「このサイズで十分って奴もいるし、

例えば見たい番組があるけど近くにテレビが無い時や、

緊急時に使って情報を仕入れたり。」


「ふむ。


この画面の上の方のレンズは?」

「内カメラだよ。

ほら、この外側のが外カメラ。


写真や動画が撮れるんだよ。」


「デジカメより安いのにこのような機能が…」

「なぜデジカメを知っていて携帯の機能が解らんのか不思議だな。」


「神社にはたまに外人の客が来てな、

撮影を頼まれたり、一緒に写ったりするからな。」
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