魔法の戦士《bellator》
『ん?

おっかしいなぁ…


あれ、あんたの知り合い?』


「いったい何が起きてますの!?」

可鈴が言う。

『へぇ。

知り合いみたいだし…

死んどいてよ!!』


バリッ、

電気が可鈴に向かっていく。


「フルメン《雷》」

バリッ、

敵の電気が方向を変えた。

『あれ?

おっかしいなぁ…』


「電磁誘導ってやつだよ。

可鈴、動くなよ。」


幸大が可鈴の側に行く。


『俺の前でいちゃつくなよ。


さっきのは弱かったけど。

これならヤバイと思わない?』


バチチチッ、

敵の手に電気が溜まる。

『痺れさせてやるよ!!』


バリリッ、

大量の電気が幸大に向かっていく。


「オブヴィウス《迎え撃つ》


ヒュムス・クリピウス《土の盾》」

バチィッ、


茶色の魔方陣が電気を弾いた。

『何なんだ?


お前は!!』


「雑魚に語る名前はねぇんだよ。」


『すかしてんじゃねぇ!!』

バリリッ、


敵は手のひらを空に向けた。

『消えろ!!』


バリリッ、

幸大たちの真上から雷が落ちてくる。

「ヒュムス・ジャセオ《土による無力化》」


バリリッ、

幸大は真上に手のひらを向けた。

茶色の魔方陣が雷をかきけす。


「幸大!!」

翡翠たちがやってきた。

「可鈴を頼む。

俺は奴をぶっ飛ばす!!」


タンッ、

幸大が走り出す。
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