BlackLove
「なんで?」
「あんな空気の中、俺入れねぇし。」
あたしは笑ってしまった。
変なところで気を遣う龍哉がおもしろくて。
「龍哉っていつもそういうことだけ気にするよね。」
「だけってなんだよ!!!」
龍哉は手に持っていたアイスクリームをあたしにくれた。
遊園地の中にあったらしい。
「・・・・あたしどうしてあんな人を好きになってたんだろう・・・・・。」
あたしは無意識に呟いていた。
自分でも驚いている。
そして、沈黙になってしまった。
変なこと言っちゃった・・・・・。
と、
思ったら
龍哉はあたしの頭をぽんぽんと優しく触れた。
え・・・?