BlackLove
「凛、なんだって?」
龍哉くんが心配そうな目であたしを見た。
「凛・・・・苦しいんだと思う・・・・。でも・・・・あたし・・・・なんにもしてあげられないよ・・・・。」
あたしの頭の中はパニック状態になっていた。
「凛は・・・・会ったときから・・・・不思議な目をしてた・・・・。その目は・・・・きっと悲しみの目だったんだ・・・!」
凛、
こんな情けない親友でごめんね。
「とにかく、凛が行きそうな場所に行こう!!」
龍哉くんが言ったその言葉でひらめいた。
「分かった!!どこにいるのか!!」