BlackLove
「お前の姉貴は・・・目の前にある壁にいつもぶつかっていった。凛みたいにたまにはこういうこともあったけど、あいつは、仲間を見捨てたりはしなかった。」
あたしの目に涙がこぼれた。
最近、ほんとに涙腺弱いな。
でも、その分
あたしはもらったものがいっぱいある。
「凛?」
後ろから、壱夜が帰ってきた。
どうしよう。
「俺、凛こと好きだった。」
なに、いきなり告白しちゃってんの、壱夜。
「でも・・・・こんなに凛のこと思ってくれる、仲間がおるんやったら俺は必要ない。」
「壱夜・・・・。」
壱夜はあたしのケータイを取り上げて
自分のメアドをあたしの見ている前で消した。