BlackLove

「龍哉、おなかすいたでしょ?なんかつくる。」


あたしは、明るく振舞った。

心はそれと反対に泣いていた。


龍哉・・・・

ごめん・・・・。


あたしが全部悪いから。

龍哉は自分をせめないで。




「凛・・・・「冷蔵庫の中にあるやつ、使ってもいいよね?」


「あぁ・・・・。」


「昨日、あったことは忘れて。」


あたしは思いっきり言った。

龍哉をこれ以上苦しめたくなかったから。



「拒否しなかったあたしも悪いし、ね?」


その瞬間、頬に痛みがはしった。

龍哉にビンタされた。





< 233 / 362 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop