BlackLove
「龍哉、おなかすいたでしょ?なんかつくる。」
あたしは、明るく振舞った。
心はそれと反対に泣いていた。
龍哉・・・・
ごめん・・・・。
あたしが全部悪いから。
龍哉は自分をせめないで。
「凛・・・・「冷蔵庫の中にあるやつ、使ってもいいよね?」
「あぁ・・・・。」
「昨日、あったことは忘れて。」
あたしは思いっきり言った。
龍哉をこれ以上苦しめたくなかったから。
「拒否しなかったあたしも悪いし、ね?」
その瞬間、頬に痛みがはしった。
龍哉にビンタされた。