BlackLove
駅前のゲーセンに着いた。
でも、姿がなかった。
もしかして、行ってしまったのか・・・・?
「あれ・・・・?どうして、あんたが・・・・?」
その声の主は
もちろん、あの女だ。
「話、あんだけどいい?」
あたしは、人通りの少ない
古い店が並んだ商店街で歩きながら話すことにした。
「あの喧嘩のこと、まぢですまないと思ってる。でも、やっぱり・・・・。」
「なぁ、どうして龍哉から離れた?」
あの手紙みて思った。
仲間を大切にする奴が
誰かを裏切ったりできるわけねぇって。
プライドを捨ててまで
仲間を大切にできる奴が
龍哉を捨てるわけねぇって。