BlackLove

「あれは・・・・上からの指示だったんだ・・・・。あの時のあたしは、いろいろと必死で・・・・・従うしかなかった。」


「上って・・・・・。」


「・・・・暴走族の頂点みたいなやつだ。」


頂点・・・・?


「上からは、事故だったってことにしとけって言われた。けど、そんなことできない。でも・・・・・サツに行くこともあたしにはできない。」


彼女の目は、真っ直ぐな目をしていた。
今までに見たことない、こんな目。



「あたしの仲間の中には、このことを知ってる奴らが多数いる。だから・・・・殺してないってことにするしかできないんだ。」


もう、いいよ・・・・・


充分だよ・・・・・



「ほんとにすまなかった!!!!!」


なんか、


和解できた気がした。

今は無理かもしれないけど・・・・・


あたしの友達として、受け入れられる日がきっと来る。



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